ヒルトン系列のタイムシェアリゾートの販売という、聞くだけでひるみそうな業務で、トップの成績を挙げている営業ウーマンがいるそうです。

トップ営業マンが実践する「相手の心を掴む」極意
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どんだけバリバリな感じの人かと想像するけど、写真だとそうでもないのですね。


確かに、高そうな服は身に着けています。ヘアやメイクもハイソな感じ。
でも、表情は穏やかだし、物腰も柔らかそうで、お話しやすそう。

「自分のことを何でも話し、私を好きになってもらうこと。こちらが先に心を開いて安心感と信頼感を与えなければ、お客さまの口から本心を引き出すことは難しいんです」

そうなんですよねー。
愛想笑いだけしかしてない間柄では、「じゃあまた、どこかでお会いする機会がありましたら~」で素通り。

でも、自分のことを話そうにも、うまく話せないし、
「あの人、話題を全部持ってっちゃうからなあ」
「はあ?聞いてないし・・・」
と思われるのが怖くて、

相手に話を振る

話してくれる

でも上辺だけの反応しか出来ず、話を広げられない(気まずい)

で終わってしまうことの、何て多いことか。

子供の頃、姉(当時中学生)の仲の良かったクラスメイトがいました。
両親が彼女を褒めて、
「あの子は頭が良いな。全然自分のことを喋らない」
それを聞いた私(当時小学生)は、
『そっか、自分のことは喋らない方がいいんだ』
と真に受け、自分の意思を伝えることを封印するようになり、

自分が何を考えているのか、何をしたいのか、

すら良くわからないようになってしまいました(^_^;

今は、その時の両親の真意も、何となく理解出来るんですけど。

・大人に気に入られよう、必要以上に自分を良く見せようとしない
・成績がずば抜けて良い子だったにも関わらず、鼻にかけることがない
・出しゃばろうとせず、まず周囲をよく観察しようとしている

という辺りで、「あの子は頭がいい」と褒めていたんだろうな、と・・・。
とにかく、今思い出しても、中学生という精神的にブレブレな時期にも関わらず、今の私以上にしっかりしている女の子でした。

もちろん、私にも意思が無いわけではなく、心の奥で「こっちがいい」「ああしたい」というのはくすぶっています。
ただ、それを瞬時に感じ取ったり、表に出すことが苦手で、あいまいな意思表示のまま、ある日突然、周囲からしたら突飛に見える行動に出てしまうことがあります。
そして、何故そうなったのか、自分の中ではそれなりに理由はあるのですが、それを説明することが苦手なのです。
迷惑な話ですね・・・。


さて、先の営業ウーマンの極意、

・まず先に自分のことを何でも話す
・すると相手が心を開く
・相手の発言の真意を読む
・うまくいってる人のそばに行く

これを実践するにはどうしたらいいのか。

自分自身という土台をしっかり持つことが大前提なのではないでしょうか。
「私って、○○な人だから~♪」
くらい堂々としてみたって、いいじゃない?
「○○なオレ、かっけェ」
って、自分をアゲるのも、アリじゃないかな(多少ミサワっぽくなっても!!)。

自分を解放しつつ、気持ちを引き締める時は引き締めて、本を読んだり映画を観たり、感情を揺さぶるインプットも欠かさないようにしていけば、無理無く自然な自己開示が出来るようになるのでは?
そして、

→自然な自己開示により、相手も心を開いてくれる
→相手が心を開いてくれているから、発言の真意がわかりやすくなる・多少齟齬があってもフォローしやすくなる
→自分の周りの空気の流れがスムーズになるから、うまくいっている人同士自然に惹き合うようになる

という好循環が起こるのでは?・・・


そんな風に思う今日この頃です。



IMG_1953

↑先週近所で撮影した、土佐湾に沈む夕日。